渡辺洋子の「色彩の心理トリック」

On 2013/07/10

渡辺洋子の「色彩の心理トリック」

 

渡辺洋子の「色彩の心理トリック」を読む。

今回の新たなブランディングの案件の為に、再読。
ヒントになりそうなフレーズを抜粋。

 

 

・他の色に比べて、緑色に対して悪いイメージを持つ人は少ないのではないでしょうか。都会のビルで仕事ばかりして疲れたときには、「緑が恋しい」との思いが浮き上がってくることがあるものです。大地の色である緑色は「母の色」でもあります。人が緑に安らぎを感じるとき、心理的に満たされていない現状から緑色に母親の温もりを求める可能性があるのです。

 
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・フランスの国旗というと、青、白、赤を用いた、いわゆるトリコロールカラーの国旗として有名です。国旗を占める三色の色面積は実は同じ比率ではありません。青色が一番広い。白が膨張色で、赤にいたっては膨張色のうえに目に飛び込みやすい前進色であるため、赤を青よりも狭い配分で割り振っているのです。

 
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・嗅覚の記憶は、視覚などの記憶に比べると長く保持されます。五感のうち、ほかの感覚は理性をつかさどる大脳皮質で情報を整理してから情動回路に入っていくのに対し、嗅覚だけは感性をつかさどる大脳辺縁系に直接伝わるので、感情などが記憶さえりゃすいのです。しかし、香りの記憶自体はとてもあいまいなものなので、色などの映像をきっかけに記憶が鮮明に蘇る場合が多いと考えられます

 
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・実際の色より記憶の中の色を鮮やかに感じる。人間の記憶した色は変容する。特定の物に結びついて記憶されている色を「記憶色」といい、概してその特徴をより強調する方向へ変化していきます。したがって、記憶は色みが強調されるため、鮮やかさを増した色として記憶されます。記憶された色において明るいイメージの色はより明るく、暗いイメージの色はより暗くなります。

 
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・マグロの赤色と笹の葉の緑色は、色相で見るとちょうど正反対に位置する補色です。これを同時に見ると、互いの色を引き立たせる作用が起こるために、人間の目にはマグロの赤も笹の葉の緑も、ともに鮮やかに映るのです。

 
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・寒色系の部屋では一時間が経過しても、まだ30〜45分くらいしか経過していないと錯覚する人が多かったのに対し、暖色系の部屋では、同じ一時間でも一時間半くらいに感じると回答しているのです。

 
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・赤色の(絨毯の)影響を受け、人生の一大イベントである結婚式に臨んだ新郎新婦をはじめ、親族の人々は実際の時間経過よりも長く過ごしているという錯覚にとらわれてしまいます。その結果として式の進行は早まり、結婚式側からすると会場の回転率が上がり、売上を伸ばすことができるのです。

 

 
 
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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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