三木谷浩史の「成功のコンセプト」

On 2014/03/13

成功のコンセプト

 

三木谷浩史の「成功のコンセプト」を読みました。

三木谷さんの考える成功のコンセプトを以下の5つの大項目で説明した一冊。

・1)常に改善、常に前進
・2)Professionalism の徹底
・3)仮説→実行→検証→仕組化
・4)顧客満足の最大化
・5)スピード!!スピード!!スピード!!

 

強いコトバが盛り沢山の一冊です。
平凡な日常から脱却したい人にパワーを与えてくれると思います。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで、
興味がわいた人は、ぜひ本を手に取って読んでくださいね。

 

 

改善は凡人が天才になる方法

僕たち日本人にとって「改善」は、
別に新しい概念ではない。

ある人からこんな話を聞いたことがある。
江戸時代の剣術のある流派の奥義書を開いてみたら、
たった一言こう書かれていたそうだ。

「今日の我は、昨日の我に勝つ」

なるほどなと思う。

もし本当にそれができたなら、
人はいつか超人になれるのだ。

(中略)

1.01の365乗はいくつになるか計算してみるといい。
一日1%のわずかな改善であっても、
一年続ければ元の37倍以上になるのだ。

 
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自己否定というと、
ネガティブな言葉のように感じるかもしれない。
けれど改善していくためには、自己否定する視点が必要だ。
仕事が上手くいっている時ほど、このことは意識して
考えた方がいい。

たとえば、河原で拾った石ころを、机の上に置いて
ペーパーウェイトとして使っているとしよう。
2年、3年も使っていれば、きっと愛情が湧いている。
それが一日、河原を歩き回って探した石ころなら
愛着はさらに大きいはずだ。

石ころだってそうなのだ。
自分の仕事の方法論への愛着は、おそらく自分で思っている
よりもずっと大きいと考えるのが自然だ。
ましてや、その方法論で仕事が上手くいっているなら、
改善しようなんて気が起こるはずもない。

 
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絶対に不可能な目標を設定してはいけない。
目標を達成する喜びが、そこには存在しないから。

成功の喜びは、仕事の大きなモチベーションになる。
成功の喜びを知って初めて、
人は仕事に人生をかけられるようになるのだ。
仕事に人生をかけるだなんて、
つまらない人生だと言う人もいるかもしれない。
僕はそう思わない。
僕たちは結局のところ、人生の時間の大半を
仕事に費やしているのだから。
自分の全存在をかけて仕事に挑めるということは、
自分の人生を目一杯楽しめるということだと思う。

 
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仮説は右脳と左脳のキャッチボールから生まれる

 
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ひとつの文化圏で爆発的にヒットしたモノは、
他の文化圏でもヒットする可能性があるという推理が成り立つ。

そして実際この推測に基づいて、様々な「流行」が
輸出されたり輸入されたりするようになった。

これは別に最近だけの現象ではない。
日本は有史以来、ずっとそれを続けてきたのだ。
仏教も漢字もそうだ。
ましてや第二次世界大戦後はどれだけの欧米文化を
輸入してきたことか。

(中略)

歴史を振り返ってみれば過去にいくらでもヒントがあるのに、
先入観や固定概念に左右されてなかなかそこから学べないのが
人間というもののようだ。

けれど、その盲点がビジネスをする人間にとっては
チャンスでもあるわけだ。

だれも気がついていないからこそ、アイディアの源泉になりうる。

 
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理念などなくても、短期的中期的には大きな利益を
挙げることができるかもしれない。

けれど正しい理念がなければ、
長期的な繁栄は絶対に望めないのだ。

 
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現在では、全国の様々な商店街が、大きな駐車場を確保したり
イベントを開催したりと、賑わいを取り戻すための努力をしている。
その時にポイントになるのが魚屋さんなのだそうだ。
新鮮な魚を扱う魚屋さんは、大型店舗に対抗する切り札になる存在だ。
魚はスーパーの新鮮コーナーではなく、信頼できる魚屋さんで
買いたいとという人がやっぱり多いからである。

魚屋さんが元気になれば人の流れができるから、
商店街そのものが賑わうというわけだ。

ただし鮮魚を扱うだけに、毎日ある程度のお客さんがこなければ
魚屋さんの商売は成り立たない。
だから商店街が寂れると、真っ先に影響をうけるのも魚屋さんだ。

売りがなければロスになってしまうから、
仕入れを控えざるを得ない。
品数が減って魅力がなくなれば、お客さんはさらに減るという、
悪循環に陥ってしまう。

魚屋さんが元気になれば商店街が賑やかになる、けれど商店街が
賑やかにならなかれば魚屋さんは元気にならない。

これは大きなジレンマだ。
そして考えてみれば、このジレンマは全国の商店街が抱える
ジレンマでもある。

 
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従業員がどれだけ満足していても、
彼らが仕事に当事者意識を持って取り組んでいなければ
意味がないと僕は思うのだ。

仕事とは、他のだれかのためにするものではなく、
自分のためにするものだ。
自分の仕事の主人公が自分でなくてどうするのだろう。
自分の人生はいったい誰のものか。
そのことをよく考えるべきだ。

これは極端な言い方かもしれない。
しかし、仕事に限らず、環境問題も教育問題も
当事者意識が足りないから、現在のような問題を
抱えているのだと思う。

 
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普通の人間が垂直な崖を見上げたら、登れるわけがないと思う。
登ることのできない理由は、それこそ星の数ほどみつかるはずだ。

けれどフリークライマーは、その崖をカラダひとつで登ってしまう。
奇跡のように見えるが、それは奇跡でもなんでもない。

彼らが普通の人間には不可能にしか見えない崖を登ることが
できるのは、崖の見方が違うからだ。
フリークライマーは登れない理由など探しはしない。
彼は登るための手がかりになる、岩の突起や隙間だけを見ている。

ビジネスでも同じことが言える。

できない理由を探すから、不可能に思えるのだ。
できる理由を探していけば、不可能を可能にする方法が必ず
見えてくる。

(中略)

目標を達成するのにかける時間は、常識から計算してはいけない。

常識等は忘れて、まず最終目標をいつまでに達成するかを決めてしまう。
そこから逆算し、ここの小さな目標をクリアするのにかける時間を
割り出すんだ。
当然のことながら、割った時間は常識で考えればあまりに短いはずだ。

けれどそれが自分の登るべき断崖なのだ。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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