本田直之の「パーソナル・マーケティング」

 

本田直之の「パーソナル・マーケティング」

本田直之の「パーソナル・マーケティング」

 

本田直之の「パーソナル・マーケティング」を読みました。
 

僕は昔から、いわゆる(人によって定義が異なるので一概にくくれないですが)洒落ているなーと感性を揺さぶられるモノや、ウィットにとんでいると感じること、目からウロコが落ちたりヒザポン的な発見が大好きなので、その反面、声の大きさだけで物事を推し進める人や、エレガントでないことが大嫌いです。

だからこそ、僕は、人一倍、企業や商品のブランドを創ったり、それをプロモートするためのブランディングの仕事が好きなのだと思います。

そんなことを改めて感じさせてくれた、ありがたい一冊となりました。

 

目次は以下の通りです。

・プロローグ
・パーソナル・マーケティングの基本戦略
・自分の「強み」を洗いなおす
・ターゲットを明確にする
・断片的な経験や能力を体系化する
・他人との差別をはかる
・個人のプロモーション戦略を考える
・個人ブランドをマネジメントする

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

 

 

プロローグ

経営者やフリーランスの方なら「どうやって業界内で評価を高めて、他社と差別化をはかるか」、会社員なら「今の会社や仕事がなくなったときに、自分には何ができるのか」といったことを考えられないと、サバイバルできない時代になってきています。

 
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どこに進みたいか自分で分からないうちは、周りの人たちも、あなたを助けたり手伝ったりすることはできません。まずはそこを自分で把握することが、パーソナル・マーケティングの重要な第一歩です。

 
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「誰に役に立つのか?」という視点を持つ

パーソナル・マーケティングのできていない人は、このように、経歴とスキルをそのまま人に伝えようとしているパターンが多いようです。しかし、そのようなやり方では、同業者や知人以外には、なかなか関心を持ってもらえません。とりわけ、書籍や情報のあふれかえっている時代ですから、受け手に興味を持ってもらえるようなアウトプットをしていく必要があります。

たとえば外科医の先生だったら、数多くの手術をこなしながら、最新の医療技術を勉強してスキルアップをかかさない ー そんな優秀な医師が独自に編み出した時間管理術があれば、一般ビジネスパーソンの役に立つし、興味を持ってもらえるでしょう。

 
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プロモーションと売り込みは異なるもの

私は売り込みが大嫌いなので、プロモーションをしっかり行うようにしています。プロモーションをしっかり行うことで、自分で売り込まなくても、向こうから選んでもらえるブランドが生まれてくるからです。

 
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プロフィールアップとは、プロフィールに書ける実績やスキル、自分オリジナルの事柄を増やしていくことです。

 
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音楽プロデューサーがアーティストにする3つの質問

あなたの将来のイメージは、次の3つのうち、どれですか?

1)大きなライブ会場であなたの曲をみんなで大合唱しているイメージ
2)自分が出した曲が大ヒットして、記録的な売上をあげているイメージ
3)「あなたの歌で救われました」という熱いファンレターが届いているイメージ

 
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うまくいっている人のやりかたを分析する

「その人や会社の強みは何か?」
「その人や会社のマーケットはどこか(誰の役に立っているのか)?)」
「時代のトレンドとどこがマッチしているのか?」
「他の人や会社と、どこで差別化しているのか?」

 
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本の目次を参考に、自分のスキルを体系化する

 
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セルフメディアを持つ

セルフメディアで認知度を上げる

 
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具体的には、まずメディアの編集者や記者の方々に対して、有益な情報を提供できる存在になることが第一です。

 
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本を出版する

企業にとってIPOが重要なターニングポイントであるのと同じように、個人にとって出版はIPOのようなものです。

 
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個人ブランドもゴーイングコンサーン

すなわち長きにわたって事業を継続していくことです。

 
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個人サバイバルの時代に、クレディビリティの有無は死活問題

これからは「無名の個人の時代」ですから、よりいっそう、個人がブランドを築いていく必要性がでてくるでしょう。少なくともこれからの時代は、会社員であっても、自分でブランドを築いている人とそうでない人で、差がいっそう開いていきます。

 
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リブランディングには、大きく3つのパターンがあります。

ひとつめは「方向性をまったく変えること」。
ふたつめは、新しい強みを見つけて、それを今のブランドと「ミックスさせること」。
三番目は、「付加していくこと」です。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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