大前研一の「一生食べていける力がつく 大前家の子育て」

On 2014/03/10

大前家

 

大前研一の「一生食べていける力がつく 大前家の子育て」を読みました。

大前研一さんが自ら行なってきた子育て論をまとめた一冊です。

さすがの大前さんですね。賛否両論あるかもしれませんが、僕はその徹底ぶり、ブレのない考え方には脱帽です。早速、我が家の子育てで活用しようと思ったことがありました。

メモに記しておきましたが、すべての出発点は家庭である。「メリハリ」のある教育。子供に絶対教えるべき「四つの責任」。この辺は我が家でも即実行したい考え方だと思いました。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで、
興味がわいた人は、ぜひ本を手に取って読んでくださいね。

 

 

小遣いを廃止し、代わりに、「家庭内利権」を与える

家の窓掃除をアウトソーシングすると5000円なら、
親はその利権を息子に与え、業者が磨いたようにピカピカにしたら
5000円を支払う。

このことから、
「きちんと仕事をすれば、それにふさわしい対価を得られる」ことを
子供は学びます。
何もせずにお小遣いがもらえる環境では、この感覚は育ちません。

子供が成長すれば、やがて親よりも能力で勝る分野が出てきます。
それをいち早く発見し、
「利権化」して子供に委譲してあげるとさらにいいでしょう。
親が子供に命令してむりやり何かをやらせても、
子供の自立を遅らせるだけです。
これに、対し、親よりも子供のほうがうまくできることがあるなら、
それに関連した仕事を家庭内につくってあげれば、
子供は親が命令しなくても喜んでそれをやります。

 
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子供に絶対教えるべき「四つの責任」

自分の人生に対する責任、
家族を持ったら家族に対する責任、
会社に勤めたら会社に対する責任、
日本人として国に対する責任、
さらには社会・世界全体に対する責任。

私は子供に宿題をやれとは言いませんでしたが、
この「自分」「家族」「会社」「国家・社会」に対する責任だけは、
息子が小さいころから厳しく叩きこんできました。

(中略)

家族に対する責任、
自分自身に対する責任、
社会に対する責任、
それから勤めている以上は会社に対する責任、
この四つの責任は常にイコールであり、
どれが欠けてもバランスのとれた社会人にはならないのでは
ないでしょうか。

 
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子供の宿題を見ると腹が立つから
「もう宿題をやるな。それだったらテレビゲームかパソコンをやれよ」
と私は言ったのです。
夏休みの宿題などを見ていると、同じ問題を数字や、組み合わせだけを
ちょっと変えてあって、200問やってこいというような、
要するに教育というより「訓練」に近い問題がこれでもかと並んでいます。

(中略)

これからは、子供たちの公徳心を養うために、例えば夏休みだったら、
計算問題をたくさんやるより、老人ホームへ行って配膳をする、
あるいは食器を洗う、シーツを取り替える。
そのような経験のほうが遥かに重要だと思います。
また公衆便所の掃除もさせる。
そうすると道徳心のない人間がいると、社会でどのくらい他の人が
迷惑するかがわかってきます。

(中略)

たとえばいま税金がいくらあっても足りないのは、
公共事業やそれによるサービスは、みんなタダだと思っているからです。
自分たちの町は自分たちが力を合わせてきれいにしようとすれば、
税金も少なくてすみます。

 
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アメリカの教育には「メリハリ」がある

アメリカがようやく見直されている点とは、
「ダメな分野はダメ、ダメな人間はダメ、
だけどいいやつはメチャクチャいい」と、
その特徴が明確に出てきていることです。

このメチャクチャ優秀なやつには、
日本人は逆立ちしてもかなわない。
日本人はみんな型にはまっているから、
それ以上いいやつもいないけれども、
それ以上ダメなやつもいない。
しかし、それでは二十一世紀の情報化社会に、
日本は生き残っていけません。
アメリカの優秀なやつに日本の産業は
みんな主導権をとられてしまうのです。

(中略)

考え方のどこが違うのかを調べてみたら、
アメリカの語学学校では英文和訳や和文英訳などはしないで、
あくまでも自分の考えを書くことが英語習得の基本になっている。
つまりエクスプレッションをさせるわけです。

「自分は何が言いたいのか」
これを言えるようにすることが主眼なのです。

 
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親の最も大切な役割は、
子供に「生きていく自信」を与えること

 
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母校に対して感謝の気持ちを持っていますか?

ノートルダム大学は、私立大学ですが、
卒業生の寄付金が学校の運営に大きく寄与しており、
これまでにその額は1000億円に達しているそうです。

日本の大学なら、どれほどの寄付金が集まるでしょうか。
ちなみに東京大学の百周年事業で寄付金を募ったら、
30億円以上はどうしても集まらなかったとか。
あれだけ国のカネで秀才を育てても、
学校に対する愛情は持っていないのでしょう。

日本の大学で寄付金が集まるのは慶応大学ぐらいだそうで、
100億円集めたことがあると聞きました。

ノートルダム大学は、決して一流の大学ではありません。
それなのに、なぜこれほどの寄付金が集まるのでしょう。
卒業生と話していて驚くのは、
大学に対して強い感謝の気持ちを持っていること。
いい人間に育ててくれた、
そして、自分の息子や娘も同じ大学に入れたい、
と多くの人が望んでいるのです。

日本では、母校に対して、卒業生がこのような感謝の気持ちを
持っているでしょうか。

 
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悩みをオールクリアする

悩んで解決できる問題は一つもない。
目の前にあるチャレンジというか、
解決すべき仕事を
一つずつやっていくしかない。

 
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すべての出発点は家庭である

自分が納得のできる家庭がつくれなかったら、
まずは夫婦の最初の事業に失敗したことになります。
たとえ会社で出世しても、
根無し草というか
あまり意味がないのではないだろうか。

(中略)

家庭はいちばん基本的な単位ですし、
つくりあげる個人の価値観がもっともはっきり
反映してくるものだと思います。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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