オガワカズヒロの「ソーシャルブランディング 成功の法則」

ソーシャルブランディング

 

オガワカズヒロの「ソーシャルブランディング 成功の法則 ソーシャル×スマホで最強の自分メディアを構築せよ」を読みました。

作者の「オガワカズヒロ」は、小川浩さんと、(僕も公私ともに大変お世話になっている)小川和也さんのユニット名なのですが、これまたソーシャルっぽいですね。

 

僕がCEOを勤めるアロハブランディングでは、企業や商品、タレントがもつ独特のストーリーやメッセージを、コンセプト化したりデザインで可視化することで、ブランドとしてのオリジナリティを引き出すお手伝いをしています。

近年のブランドづくりでは、やはりソーシャルメディアの活用は必要不可欠となってきています。トップダウンの情報配信はとっくに過去のものとなり、「共感」「ヒザポン」「ツッコマビリティ」「シェア・エンゲージメント」等のキーワードが、ブランディングにおいて重要視されるようになりました。そのため、コミュニケーションにおける「コンテキスト(文脈)の設計」もいままで以上に重要視されてきています。そんなことを常日頃から考えていますので、本書は大変興味深かったです。

と、やや専門的な話になってしまいましたが、本書、「ソーシャルブランディング 成功の法則」は、ソーシャルメディアを活用した「自分」のブランディングを主軸に書かれているので、この分野の専門家でなくても読み易いと思います。

 

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバのメモを読んで、
興味がわいた人は、ぜひ本を手に取って読んでくださいね。

 

 

ソーシャルメディアで注目されるためのコツ

その際の主なポイントは、次の通りです。

1)プロフィールをしっかり記載する
2)自分自身の意思を公にする
3)自分の得意分野を持つ
4)継続して更新する

1)は基本的なことですが、まずは大事にすべきことです。
セルフブランディングは自分の経歴や特徴などから
発展させるものなので、そのスタートとなるプロフィールは、
しっかりと記載しましょう。

(中略)

ほかのユーザーの関心を奪い、注目してもらうためには、
何かしら自分の得意分野を持つことが重要です。
その情報をソーシャルメディア内で発信することで、
自分のブランドも醸成されていきます。
ブランディングの核となる自分の武器が必要なのです。
ビジネスでも趣味でも、なにかひとつ自分でも興味のあるテーマについて、
常に役立つ情報を発信できるように、意識して情報収集していきましょう。

企業のブランディングもそうですが、
ブランドを築くにはとても時間がかかります。
ブランドは一日にしてならず、です。

だからこそ、ソーシャルメディアを通じたセルフブランディングは、
継続こそが命。根気強く、長期戦で挑みましょう。

 
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フロー情報とストック情報の違いを理解しよう

インテリジェンスを集めるには、その素材としての
インフォメーションを大量に集める必要がありますが、
このインフォメーションは大別すると、フローな情報と
ストックすべき情報の二つがあります。

フロー情報は、ある一定の時期を過ぎれば意味を失いますが、
瞬間的な価値、つまりビジネス上の価値が高いものです。
ストック情報とは、長期間価値が下がらず、
知識としては役立ちますが、ビジネス上の価値はない情報です。

フロー情報は、
英語で「ストーリー」と言う「ネタ」としての「情報」であり、
ストック情報は「知識」と言い換えることができるでしょう。

フロー情報の中には、アーカイブされ、時間の経過とともに
ストック情報として再活用されていくものがあります。
情報の質は、受け手の目的によって変化するのです。

(中略)

情報収集として基本的に必要なのは、フロー情報の収集で、
そこからインテリジェンスを抽出していくことです。
フロー情報は、情報価値の寿命が短い。
だから、常にタイムリーに入手しなければならないものです。

(中略)

フロー情報は、鮮度が命です。
昨日の新聞を、お金をだして買う人は滅多にいないでしょう。

 
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情報は整理するな

ありとあらゆる情報がデジタル化され、
ウェブ上にアップロードされている現男において、
デジタル化された情報は、単に検索すればよくなりました。

(中略)

ストック情報は、
いつかまた使うときのためにアーカイブしてしまいがちですが、
本書では、フロー情報を収集し、そこからインテリジェンスを抽出したら、
なるべく捨てる事をおすすめします。

ビジネスパーソンにとって必要なのは、
無数のフロー情報から必要な情報をつかむためのアンテナと、
その情報をできるだけ早く活用することこをが重要なのです。
集めた情報をキレイに貯め込む技術は、多くのビジネスパーソンにとって
すでに価値がないものと言い切っておきます。

 
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現代の日本人は、
一日に江戸時代の庶民の一生分を超える量の情報を
受け取っているといいます。

 
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日本能率協会マネージメントセンターの2011年版手帳
ダイアリーのトレンド調査によると、スケジュール管理以外に
書き込む内容のベスト10は次の通りです。

1.業務・行動記録 60.7%
2.TODOリスト 59.3%
3.自分以外ののスケジュール 39%
4.友達や知人の連絡先 24.5%
5.趣味の記録 21.4%
6.日記 20.6%
7.マネー管理 19%
8.暗証番号の管理 13.2%
9.健康管理 9.1%
10.人生の夢や目標 8.2%

 
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たとえるならば、
フィエスブックなどのSNSはカラオケボックスで仲間と歌うようなもので、
フェイスブックページやブログは
ストリートミュージシャンになるようなものです。

カラオケで歌うことは気分がいいし、自分の歌を批判するような人はいない。
基本的にはみんなが歌を聴いてくれるし、拍手もしてくれます。

対してストリートで楽器を演奏し、歌を歌うことは、
より多くの人の目にふれる可能性はありますが、
逆に誰も耳をかしてくれないかもしれません。

そのかわり、人を感動させることができれば、お金を投げてもらったり
CDを販売することもでき、スカウトの目に留まってプロへの道が
拓けるかもしれないのです。

フェイスブックはいわばおだやかな湖のボートで、フィエスブック
ページやブログは外洋に出るヨットみたいなものです。

 
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より多くの思考時間を創出するための情報管理効率化

フェイスブックやツイッターに情報収集のアンテナを設置すると、
半ば自動的に知人や友人、特定の分野の専門家などが、
さまざまな情報を流してくれます。
検索を使うと、知りたい情報を瞬時に得ることもできます。
スマートフォンを使えば、それらがいつでもどこでも可能になります。
ソーシャルメディア、検索、スマートフォンは、いわば
情報管理の三種の神器みたいなものです。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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