本田健の「これから、どう生きるかのか 人生に大切な9つのこと」

どう生きるか

 
 

本田健の「これから、どう生きるかのか 人生に大切な9つのこと」を読みました。

お金、経済、という得意分野にとどまらず、人生における普遍的な悩みや不安を
9つの角度から解説した一冊となっています。

お金のIQやEQについて沢山の書を出してきた本田さんの、新たな試み、
といった印象を受けました。

 

気になった言葉のメモを読み返すと、やっぱり刺さるコトバは本田さんの
得意分野から来るものが多かったです。

メモを読んで興味がわいた人は、手に取って読んでくださいね。

以下、僕の中で「引っかかり」のあったコトバです。

 

 

俯瞰してみれば、人生での悩みや不安は、年代によってさまざまですが、
テーマは不変であることがわかります。

それを私は、「人間関係」「お金」「仕事」「家族」「パートナーシップ」
「時間」「健康」「運と運命」「生きる目的」
の9つに分けてみました。
その9つのテーマにそって、あなたの人生の現状をチェックしてみてください。

 
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あなたは相手を変えることは出来ません。

相手がやさしく接したいかどうかは、相手が決めることです。
あなたにできるのは、自分の方から彼らに笑顔で接すること、
やさしくすること、イライラしないことです。
そうすれば、相手も同じように反応してくれる可能性が高まります。

あなたに感謝が増えた分だけ、彼らからも感謝が帰ってきます。

簡単なワークですが、あなたの人間関係は、
前よりもずっと楽しくなっていくと思います。

 
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お金と楽しくつき合うコツは、お金の出入りがあるたびに、感謝することです。
給料が入ったら通帳を見ながら、にっこりして「ありがとう」と言ってください。

請求書が来たら、その数字を見て動揺してはいけません。
人によっては、破り捨てたい衝動にかられるかもしれませんが、
落ち着いて、その数字を見てください。
そのお金が払えるぶんぐらい、あなたには収入があったことを
思い出してください。
それを感じながら、その請求書にも、にっこりして「ありがとう」と
言ってみてください。

こうやってみると、お金が入るときも、出ていくときも
「ありがとう」という気分になるから不思議です。

しばらく続けたら、知らないうちに、お金が入っても、出ていっても、
自然と感謝する習慣がついている自分に驚くでしょう。

 
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あなたのお金のとらえ型で、生活の楽しさが変わってきます。

幸せなお金持ちは、「お金で親友を素晴らしい存在」と考え、
お金に縁のない人は、「お金は敵で悪いやつだ」と信じています。

この差が、人生の違いをつくっているわけですが、本人にとっては
それぞれが真実だと信じているので、なかなかこの観念は変わりません。

 
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お金という視点から見ると、あなたのまわりには、2通りの人がいます。
それは「あなたにお金を持ってきてくれる人」と、
「あなたからお金を奪っていく人」です。

あなたに得をさせる人、あなたに損をさせる人と言い換えてもよいでしょう。
これを見極めるのは、経済的に恵まれるために、とても大事です。

 
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私の友人の資産家は、お金持ちになるには3つの条件があると言います。
それは何かというと、まず「いい服を着ること」、次に「楽しく仕事をする」
3つめは、「ユーモアのセンスを持つこと」だそうです。

 
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自分の「お金の器の大きさ」を見極める

一つ面白い実験をしてみましょう。
あなたのいまの収入の3倍の数字を思い浮かべてみてください。
そして、あなたが毎月使う3倍の金額を使うところをイメージしてください。
ちょっとドキドキしませんか?

それが、あなたが楽に感じられる金額を超えているからです。
お金と健康的につき合うには、この適度な具合を知っておくといいでしょう。

 
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残念ながら、私たち一般人の才能は、大部分が心の地層の奥に隠されたままです。
そのために、ある程度掘り進めないと、才能が出てこないようになっています。
数十センチ掘っただけで出てくる早熟タイプもいれば、
数十メートル掘らないと出てこない大器晩成タイプもいます。
それは、その人の個性だといえます。

 
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仕事とはつまるところ、「あなたが持っている何かを社会に差し出す」ことです。

それは労働力であったり、サービスであったり、アイディア、情熱であったり
するわけですが、それに応じて報酬が払われるようになっています。

 
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あなたにとって、家族とはなんでしょうか。
離れたい人たちでしょうか。
もっと近づきたい人たちでしょうか。
自分が望む関係を築けているでしょうか。

自分を好きになり、人を尊重すること。
それを学べる最高の仲間が、あなたに与えられた「家族」です。

「相手を尊重すること、謝ること、許すこと、感謝し合うこと」を
あなたは家族からどう学んだでしょうか。

ありがとう」と「ごめんなさい」が半分ずつぐらいあるのが理想です。

 
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パートナーシップが人の幸せを大きく左右する理由は、その人のなかにある、
もっとも強くてリアルな感情を引き出す作用があるからです。

その人の持っている愛や喜び、情熱などのポジティブな感情はもちろんのこと、
嫉妬、怒り、憎しみ、悲しみというネガティブなものすべてをパートナーシップは
表に出します。

 
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効率を目指すと、つまらない人生になる

冗談ですが、
「人生を最大限効率よく生きたいなら、いますぐに死ぬこと」です。
そうすれば、これ以上、無駄な出費もないし、
失恋、転職の失敗などの心配もなくていい。
そのかわりに、ハラハラ、ドキドキ、達成感、幸せを感じることもないでしょう。

時間は、効率よく使うのではなく、あなたが心から楽しいこと、
ワクワクすることに使ってください。

お金と同じように、無駄を排除しすぎないことです。
無駄にこそ、本当の豊かさがあることをわすれないようにしたいものです。

あなたは、「時間を無駄にしないために生まれてきた」のではありません。
「心から充実した時間を楽しむために生まれてきた」のです。

 
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あなたにとって必要なことは、あなたの人生の目的と、
ふだんの生き方をどう結びつけるかです。
この二つが結びついていないと、人は知らないあいだに、
イライラを感じたり不満を感じたりします。

しかし、自分のなかで、この二つがピタッと一致していたら、
世間がなんと言おうと、その人は幸せになれるのです。

 
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どうやって人生の目的を探すのか?

皮肉なことに、それはたいてい、あなたがやるのが怖いと感じていること、
不安なことの周辺にあります

あなたが、やってみたいけどドキドキすること、
リスクに感じることがあるとすれば、
そのあたりにあなたの人生の目的も隠されていると考えてください。

 
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幸せな生き方とは、過度にポジティブな未来を想定して、
あとでがっかりすることでも、
最初からネガティブなことを想定して、
あとでホッとするものでもありません。

あなたが心配しているようなことはほとんど起きません。
逆に、絶対にうまくいくにちがいないと思ったことも、
じつはあなたの妄想で、その通りには実現しないことが多いのです。

たいていのことは、その中間になります。

 

 

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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