マーク・トウェインの「トムソーヤーの冒険」

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マーク・トウェーンの「トム・ソーヤーの冒険」を読みました。

僕は、時々、子供の本棚にある子供向けの本を読むのですが、
これらの本は「構成の基礎」が沢山含まれている上に
余計な捻りのないストレートな表現で成り立っているので、
企画のクリエイティブ発想に役立ったりします。

また、色々と複雑に考えすぎてしまっている時に、
「頭をシンプルに切り替えるスイッチ」としても
効果があると思っています。

最近、頭がごちゃごちゃしているなー、と思う人は
ダマされたと思って「子供本の読書」をお試しください。

 

さて、ということで、今回僕が手にしたのは、王道中の王道、
マーク・トウェーンの「トム・ソーヤーの冒険」でした。

 

懐かしいですね〜。

読みはじめていくうちに、色々なことを思い出しました。
そして、その記憶の空気感の中で、胸がキュンとなりました。

 

やはり、トムソーヤーの「男の子らしい」性格は魅力的でした。

イタズラ好きの明るい性格、頓知のきく感じ、そして
リーダーシップのある感じ、これらは当時の男の子として
憧れる性格だったと記憶しています。

トムソーヤーがやりそうな、この手のイタズラは、
当時の親や先生なら当たり前のように容認する、
懐の広さが社会そのものにあったような気がします。
(むしろ、イタズラ好きの方が、イタズラをしない
子供より評価が高かったとも思います)

今はどうなんでしょうね?

そうやって記憶をたどっていくと、昔より今の子供達の方が
間違いなく窮屈になってしまっているような気がします。

 

あと、読み返すことで思い出したのですが、
ハックルベリ・フィンって、そういえば、
ホームレスだったのですね。

親のいない「自由」の象徴であると同時に、
親がいないことの寂しさを連想させる、(確か当時も)
複雑な気持ちになるキャラクターでした。

あと、キャラとしての存在感が強かった印象があったのですが、
実は、彼を主人公にしたストーリーが、別でも出ていたのですね。
(なるほどー、そういうことだったのか、
と色々今になって分かることがあって面白いですね)

 

ストーリーとしては、「へい塗り」の話、
「無人島での冒険」の話、「インジャンジョー」との戦い、
色々懐かしい記憶が蘇ってきます。

子供「心」もちょっとだけ戻ってくる気がします。

 

そもそもなのですが、
なんで、トムソーヤーの記憶があるのだろう?

もう30年以上も前だと思うのですが、
確か、週末にテレビで「世界名作劇場」みたいなアニメが
やっていませんでしたっけ?

これの記憶なんじゃないかな?

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*企画は身体性。良質な企画は世の中を変える。
*良きインプットが良きアウトプットを作る。

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Link: マーク・トウェーンの「トム・ソーヤーの冒険」
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